人気アニメ「忍者ハットリくん」の25年ぶりとなる新作アニメがインドで制作・放送されることが
14日、テレビ朝日の定例会見で明らかになった。新作アニメは、同局の子会社「シンエイ動画」と
現地の大手制作会社「リライアンスメディアワークス」が共同で制作し、今年5月から現地で
放送を開始する予定。同局の早河洋社長は「アジアの中でもインドでビジネスの突破口を
開こうという試み。日本でも逆輸入する形で放送するし、アジアの各国でもアニメ専門チャンネルなどに
セールス活動を行っている」と狙いを語った。
同局は、アジアでのコンテンツ展開に力を入れており、海外での収益拡大を目指して、
博報堂DYメディアパートナーズとともに、「忍者ハットリくん」の新作アニメを軸にインドでの
新規ビジネスに進出する。現地での放送と同時に、ハットリくんのキャラクターを使用した
CM制作も行う予定で、すでにパナソニックの参加が決まっているという。日本での放送形態や
時期などは未定。
同国では、海外で人気の高いアニメ「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」よりも「ハットリくん」が
人気を集めていたことから選ばれ、「アニメ制作能力の高さや制作費の安さ」などから
現地制作となった。また、アニメの内容をインド向けにアレンジすることはないといい、
早河社長は「微妙なところが日本の作家と違うが、ほとんど差はない。私も実際に見たが
違いはわからなかった」と説明した。
MANTANWEB
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