物語の舞台は、近未来の日本。東京。
日本政府は、公に出来ない暴力装置をいくつかかかえている。
特異災害対策機動部二課は、第二次世界大戦時に旧陸軍が組織した特務室『風鳴機関』を
前身としており、一般に周知されている対策機動部一課と同様、特異災害ノイズに対する、
被害拡大の阻止と事態収拾を担っているのだが、決定的に異なる点がひとつあった。
(※ノイズはヒトを襲い、ヒトに接触することで、炭素の塊へと変えて分解してしまう。)
『シンフォギアシステム』――天敵ノイズの駆逐のため、人類が備えうる、唯一絶対の
切り札の保有と、その行使である。シンフォギアシステムを身に纏ったものだけが、
ノイズに対して効率的・有効な攻撃手段を備え、撃退することを可能とする。
だが、既存の技術体系とは一線を画す、異端技術の結晶でもあるシンフォギアは、同時に
ノイズを殲滅せしめる強力な武装でもあるため、米国との安全保障条約や、周辺諸外国に対する
影響も鑑みられ、現在の政府与党判断によって、完全に秘匿されている状態でもある。
誰に知られることなくノイズと戦い、ヒトの暮らしを守る防人たちが年端もいかぬ少女たちで
あることを――その正体が、当代トップのボーカルユニットである『ツヴァイウィング』の2人、
天羽 奏と風鳴 翼であることを知る者は、ごく僅かに限定されている。
立花 響と小日向 未来は、この春より、私立リディアン音楽院高等科に通うこととなった。
憧憬の対象である、アーティスト・風鳴 翼が通うことでも知られるリディアン音楽院に通うことは、
響と未来にとって、望外の喜びである。
しかし――そのことが大きな運命の転換になろうとは、まだ気付いてはいない。
『覚醒の鼓動』は、すぐそこにまで迫りつつあった。
原作:上松範康・金子彰史
監督:伊藤達文
シリーズ構成・脚本:金子彰史
キャラクター原案:吉井ダン
キャラクターデザイン・総作画監督:小池智史
クリーチャーデザイン:okama
フューチャービジュアル・美術監督:ロマン・トマ
音楽プロデューサー:上松範康
音楽:Elements Garden
アニメーション制作:エンカレッジフィルムズ
アニメーション制作協力:サテライト
製作:Project シンフォギア
キャスト
風鳴翼:水樹奈々
天羽奏:高山みなみ
立花響:悠木碧
小日向未来:井口裕香
放送時期:2012年1月放送スタート予定
放送話数:1クール(12話~13話)予定
戦姫絶唱シンフォギア
http://www.symphogear.com/#defaultpoint