■至学館高等学校 校歌
『夢追い人』
一番高い所に登って 一番光る星を掴んだ
一番辛い道を選んで 一番強い心をまとった
海を渡る風が吹いた カシオペアが近くに見えた
夢を追い続けた そしてここまで来た でもどうしてかな 熱い涙が止まらない
うつむきかけた時 君の顔が見えた 差し出された白い腕が 翼に見えた
いろんなことを経験したね あんまり先を急がないでね
いろんな人に巡り会えたね そんな旅なら悪くはないさ
オリンポスの丘の上から 女神様の歌が聞こえた
夢を追い続ける もっと遠くへ行く でもどうしてかな いつもみんなにいて欲しい
一番星よりも夏の星座が好き 君がいれば夜を越えて銀河になれる
君がいれば夜を越えて銀河になれる 君がいれば夜を越えて銀河になれる
http://www.youtube.com/watch?v=xGRvvgUW3vg 『高校野球愛知大会 至学館、初の決勝 亡き先輩の夢「あと一つ」』
第93回全国高校野球選手権愛知大会で創部6年目の至学館(名古屋市東区)が初めて決勝へ進んだ。
今年2月、東名高速の多重事故で亡くなった先輩の夢を果たそうと、ナインは30日の決勝に臨む。
準決勝の豊川戦。4点をリードの最終回、一死一、二塁のピンチで、バッテリーと内野手がマウンドに集まって空を見上げた。
「桐林さん、見ていて下さい」。岡大樹主将(3年)らは心の中でつぶやいた。
ナインが慕う桐林史樹さんは昨年夏のエース。4回戦で敗れたが、大学でも野球を続けるため、引退後も後輩と一緒に練習していた。
しかし、卒業間近の2月、乗っていた車が大型トラックに追突されて亡くなった。
事故直後は野球に打ち込めないほど落ち込んだ。でも、「どんな時も笑顔で、下を向かない」を合言葉に練習に取り組んだ。
桐林さんの誕生日だった今月10日には、岡主将ら5人が桐林さん宅を訪ね、仏壇に手を合わせた。
大会に入ってからは、投手はズボンのポケットに桐林さんの写真をしのばせ、交代の際にはボールと一緒に手渡している。
2度のサヨナラなど劇的な勝利を繰り返して、甲子園が手の届くところまで来た。
試合後、岡主将は観戦に来ていた桐林さんの父・和弘さん(49)にウイニングボールを手渡した。
「こんなミラクルをありがとう」。和弘さんから抱きしめられた岡主将は「まだ終わらせません。
桐林さんと一緒に甲子園で戦うまで」と力強く答えた。
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/110730_4.htm