中止だけはご勘弁を!
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、ソフト販売延期/サービス停止/イベント中止等で
ゲーム業界が甚大な被害を被っているのは皆さんもご承知の通り。
この状況の中、日本最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2011」は例年通り9月に開催されるのでしょうか?
ゲーム関係者のみならず、ゲーマーからも心配の声が上がっています。
例えば「ゲームの闇鍋」を運営する斎太郎さんは
9月に予定されている東京ゲームショウの開催も危うい。
これも電力問題の回復次第だが、電飾ギラギラ、大音量BGMの
たれながしという例年のような開催はおそらく無理だ。
ここでもエアコンが使えないのが痛い。
そもそも、大量のテレビを並べざるをえない根本部分が節電と逆行する。
と現状を冷静に分析します。
計画停電は4月末辺りまで続き、消費量が多くなる夏にも停電がありうると、東京電力はアナウンスしています。
加えて現状では、大量の電力を消費する東京ドームでのイベントも開催が疑問視されていますし、
その10倍もの電力が必要とされる東京ディズニーリゾート系のテーマパークは軒並み開演未定です。
東京ゲームショウがディズニー以上の電力を使うとは思えませんが、例年通りの運営には厳しい現実が突きつけられています。
障害は電力だけではありません。
千葉県の各地では液状化現象が報告されていますし、会場である幕張メッセの安全性が確認されたわけでもありません。
震災が与えた日本経済へのダメージを考えると、出展社のキャンセルもあり得ます。さらに福島原発の事故で、海外参加者の間で風評被害が広がる恐れも。
Kotaku JAPAN編集部で東京ゲームショウ事務局に問い合わせたところ、「現状では中止や縮小は考えていない」とのこと。
ただし、「今後の状況によっては縮小などもありうる」と、まったく問題なしとも断言できないそうです。現状では予定通りとのことですが...そうなることを祈りましょう。
http://www.kotaku.jp/2011/03/jishin_tgs2011.html