話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、美術科の女子高生の
ほのぼのとした日常を描き、3度テレビアニメ化された蒼樹うめさんの「ひだまりスケッチ」です。
「まんがタイムきらら」(芳文社)編集部の田村祐樹さんに作品の魅力を聞きました。
--この作品の魅力は?
あこがれのやまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校近くのひだまり荘で
友人たちと楽しい日々を送りながら、今ゆっくりと夢に向かって歩き出す……。
「ひだまりスケッチ」は、主人公のゆのを中心に、ひだまり荘に住む女の子たちの青春を
温かく描き出す4コマ作品です。素直で何ごとにも一生懸命な主人公ゆのの可愛さ、
読者を優しい気持ちにさせる温かい世界観、4コマ独特の間(ま)で展開される個性的で
テンポの良いギャグが、この作品の大きな魅力だと思います。
読んだことがある人もない人も、忙しいときや疲れたとき、この本を読んでみてください。
ゆんわ~り&ニヤニヤしちゃって、いつの間にか癒やされちゃうはずです!
--作品が生まれたきっかけは?
当時、蒼樹先生自身が、自分の中であまり背伸びしない、描いていて無理のないものにしようと
意識したと聞いています。そうやって自分の手元に作品を引き寄せられたからこそ、
この作品の優しい雰囲気が出せたのだと思います。
(
>>2に続く)
●ソース:マイコミジャーナル 2011/02/14
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/02/14/034/