◇泣いた！ 笑った！ 忘れられないアニメ
いまや日本を代表する文化と言われるようになったアニメ。幅広い年代からたくさんのお便りをいただきました。
最も多かったのが「アルプスの少女ハイジ」。幼くして両親を亡くしたハイジがアルプスの
大自然の中で成長していく物語で、１９７４年の放送以来、何度も再放送されています。
幼稚園の頃から見ているという大阪府茨木市のいのっちさん（４４）は、毎回同じ場面で号泣
するそうです。それは、ハイジが脚の不自由な少女クララの話し相手にと連れて行かれた
フランクフルトから、アルムの山に戻ってきておじいさんと再会するシーン。
「今も書きながら涙目になっています」と熱いお便りを書いていただきました。
同府吹田市のにのさん（３６）も「名場面を扱うテレビ番組でハイジが取り上げられる時、
クララが立つシーンが多いが、再会のシーンが一番泣ける」。
「ピュンピュン丸」を推すのは同府高槻市のばらベルサイユさん（４９）。
忍者ピュンピュン丸が、美人忍者のさゆりちゃんにふられっ放しなのに、
見た目がちょっと変わっているケメ子に追いかけられて終わるというパターンが大好きで、
「人生って思うようにいかないなと子ども心に現実を痛感させられた」そうです。
和歌山県橋本市のユリアさん（５３）は、暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウが悪と闘う
「北斗の拳」が生涯忘れられないアニメだそうです。たまたまテレビで流れていた夕方の
再放送を見て、その強さに衝撃を受けました。「ケンシロウがいたら、今の幸せな生活を捨てて、
ともに生き抜いていたい！」と力を込めてちょっと問題発言をしてくれました。
私も子どもの頃にこのアニメにハマり、「ケンシロウになるにはどうすればいいか」を真剣に考え、
筋トレに励み、決めぜりふの「おまえはもう死んでいる」を連呼していました。
次回もこのお題を続けます。
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先週に引き続き、「熱い思い」がたくさん届きました。
大阪府大東市の中年のクラリスさん（４５）が「初めて見た大人のアニメでした」と語るのは「ルパン三世」。
小学生の時、かっこよく、ちょっとエロいルパンをドキドキしながら見て、「結婚したい！」とまで思ったそうですが、
「今考えるとあんな放浪、浮気者との結婚生活はすぐに破綻（はたん）していたでしょうね」。
「ルパン三世」は１９７１年にテレビで放映されてから今年で４０年。
シリーズのほか、２０作を超えるテレビスペシャルも制作されています。
日本テレビ系で１２月２日放映予定の新作「ルパン三世 血の刻印～永遠のＭｅｒｍａｉｄ」は、
石川五ェ門や峰不二子、銭形警部が新声優になるそうです。
同府豊中市のポンペイさん（２６）は、「ＣＬＡＮＮＡＤ（クラナド）」を推してくれました。
ゲームソフトが原作で、２００７～０９年に放映。無気力から遅刻などを繰り返す少年が、
高校でヒロインと出会って成長していく物語です。
ヒロインが卒業後、命がけで出産するシーンに感動、「アニメを見て涙を流したのは、この作品だけ」。
最後は「天才バカボン」です。たくさんの方から「おなかを抱えて笑った」とお便りが寄せられました。
そんな中、バカボンのパパが、電子レンジを欲しがっているママのためにこっそりのど自慢大会に
出場する回に「感動した」と書いてくださったのは、堺市の沼操さん（４４）。パパは、ライバルから
様々な嫌がらせを受けますが、「妨害にもめげずに淡々と歌う姿に大人のかっこよさを見た」。
小学生の頃に一度見ただけなのに、今も脳裏に焼き付いているそうです。
私も早速、見てみました。かなり心にしみました。バカボンのパパ、おそるべし。
（今週の担当 向井大輔記者）
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▽引用元 asahi.com
http://www.asahi.com/shopping/column/dodas/OSK201110290058.html 前半：2011年10月29日配信記事
http://www.asahi.com/shopping/column/dodas/TKY201111040279.html 後半：2011年11月5日配信記事
